幹細胞治療(Stem-cell therapy) とは、幹細胞を使って疾患を治療または予防する治療法です。一般的に行われている骨髄移植もその一つで効果は実証されています。さらに様々な起源の幹細胞を使うことで、糖尿病、心臓病、神経変性疾患を、幹細胞治療で治療しようという研究が進められています。その中でも注目すべきは、これまで根本的な治療がないとされていた自閉症に効果があるという報告。そして、幹細胞治療による治療はすでに開始され、さらに研究が進められています。本書では、幹細胞治療とは何かを解説しつつ、自閉症治療の最前線を紹介します。
パジル・タカヒロ/彩図社
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