出版企画書の作り方

企画書は、その企画を検討してもらう編集者に向けて書きます。ビジネス本の企画書を構成する要素は次の10項目ですが、特に重要なのは見出しに色をつけた「タイトル」「著者プロフィール」「構成案」の3つ。この3項目を1枚の企画書にしっかりまとめて、まず検討してもらうというのも一つの方法です。

 

1.タイトル

ビジネス書では、タイトルを見て何の本か分かることが重要です。さらに誰のために書かれた本であるかが見てとれればベストです。あまり具体的になりすぎて長くなってしまう場合にはサブタイトルに分割します。

2.サブタイトル

タイトルで表現しきれない要素をサブタイトルで補います。タイトルとサブタイトルを読めば「どんな人に向けた何のための本なのか」がわかるようにします。

3.キャッチコピー

出来上がった本の帯に書かれる宣伝文をイメージします。とにかく目を引くこと、インパクト重視です。「え!そんなことが出来るの?」「それって本当なの?」と編集者に企画書の内容を読んでもらえるように考えます。

4.著者プロフィール

氏名のほか現職、経歴、年齢、顔写真が必要です。著者プロフィールはその本を書くに相応しい人物と、編集者・読者に思わせることが重要です。逆に言えば「なぜこの人がこの企画なの?」と疑問をもたれるようでは企画内容自体を見直すか、その本に相応しい経歴を作るところから始める必要があるということです。

5.対象読者

どんな人に読んでもらいたい本なのかを明確にします。書店のどんなコーナーに置いてもらいたいのかということにもつながります。

6.内容

「簡単にいうと何を発信したいのか?」を書きます。タイトル・サブタイトルがなぜ言い切れるのか? なぜそれが今求められているのか? なぜ売れるのか? など企画の疑問に答え、魅力を説明します。「この本を読んだ人にどのように役に立つのか?」というのがビジネス書の企画書を作る際の基本的な考え方です。

7.類書

最近よく売れた類書にどんなものがあるのかを記載します。書名・著者名・出版社名・発行年などをリスト化して作成します。

8.類書との差別化

類書にない切り口、考え方、方法論などその企画の特徴、ユニークな点について「類書は○○ですが、本書は○○です」などと記載します。

9.構成案

その本で言いたいことを箇条書きにして内容ごとに分類します。分類は5~10章立てで、それぞれに3から5項目程度箇条書きという仕上がりイメージです。そしてメインテーマは必ず1章にもってきます。1章に魅力のないビジネス書は統計的に売れません。

10.備考

1~9まででは説明できなかった出版に際して有利な条件や要望などを書きます。例えば、以下のようなものです。

  • 著者が講演会などで販売するため○○冊を買い取ります。
  • ブログやSNSでフォロワーが○○人います。そこで宣伝するので○○冊程度の販売が見込めます。
  • ○月に関連イベントがあり、本書のテーマへの関心が高まります。それまでに出版することでより多くの販売が見込めます。

その他補足項目