多くの日本人が花の都パリに憧れ、一度は訪れてみたいと思っています。フランスからもたらされる芸術や高級ファッションブランドのお陰で、フランスは日本よりずっと豊かな国だと信じられているかもしれません。
ところが、今、パリジャンやパリジェンヌが最も憧れている国はニッポンなのです。文化・芸術面のみならず、衣食住すべてに渡って日本は歴史的にも、現在もフランスに多大なる影響を与え続けています。
一方で、日本人がフランスに行って一番感じるのは、サービスの質が悪い、ということ。ホテルの部屋に歯ブラシはなく、ウォシュレットなど存在しない。レストランでは、おしぼりは出ないし、フォークやナイフはテーブルの上に直に置いてある。買い物をすると、ショッピングバッグに商品をそのままずどんと入れられる。それでいてフランスではモノもサービスも値段は頗る高い。だからフランス人は儲かるのです。
本書では、日仏の歴史、文化、社会、経済を振り返りつつ、今日のフランスの姿をありのままに活写し、日仏それぞれの今後のビジネスやライフスタイルについても軽妙にひもときます。
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発売:主婦と生活社 著者:高橋克典
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