最近、若い世代が「老害」という言葉を平気で使うようになったのは、年齢によるところだけとはいえません。「人による」ということがあります。それは、老害になる人と、そうではない人がいるということです。その振る舞いを見るとやはり、老害になる人は、自分の権利を主張して感情的になりやすい。逆にいえば、権利の主張が激しくない人、怒りの感情に飲みこまれない人は、老害になりにくいのです。
最近あまり耳にすることが少なくなりましtが、「長老」という言葉があります。長寿社会とは、単に長生きを目指すのではなく、「長く生きた意味をどう活かすか」が問われる社会なのです。その手助けが「長老」にはできるのではないかと思います。長老とは、学徳のある人、経験豊富で指導的立場にある人に対する尊称です。本書では、老害の対極にある「長老」とは何か?長老になるにはどんな生き方、考え方が必要なのかを教えます。
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発売:山と溪谷社 著者:齋藤孝
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